ペナルティ付きセーブポイント
最近では見慣れなくなった、「アイテムを使用して
セーブする方法」です。このシステムがあるか無いかでは、
実は難易度に天と地ほど差がつきます。が、まぁそれは
いいとして・・・
今回はそれだけでは芸が無いので、下記の付録を
つけることにしました。
・「セーブ媒介」は一つにつき5回使用可能
・アイテムが無くてもセーブは一応出来るが、すごい困ったペナルティが発生してしまう。
まぁようするに、かなりいじわるなセーブポイントになる
わけです。ちょっとレトロな雰囲気のゲームには、
オススメかも。
用意するもの
変数:4つ+1つ
計算に最低4つは使います。
あとは、セーブ回数調整用が必要です。
通常の道具と違って、5回分をちゃんと計算する
必要がありますからね。
とりあえずここでは
変数1〜4:計算用
変数5:セーブ回数調整用
としておきます。
ではまず、マップイベントでセーブポイントを
作ってください。
魔法陣だろうが、水晶玉だろうが、なんだって良いです。
マップイベント
イベント開始条件:決定キーが押された時
◆コモンイベントの呼び出し:セーブ内容
◆
まぁ、基本ですね。ですが、基本こそ重要なので一応。
そして、メインのコモンイベントを作ります。
このコモンイベントこそこのテクの概要を全て
積み込んだコモンイベントです。
コモンイベント
イベント開始条件:呼び出されたときのみ
◆変数の操作:[0001:計算用A]代入,セーブ媒介の所持数
◆条件分岐:[0001:計算用A]が0
◆変数の操作:[0002:計算用B]代入,2
◆
:それ以外の場合
◆変数の操作:[0002:計算用B]代入,1
◆変数の操作:[0001:計算用A]乗算,5
◆変数の操作:[0001:計算用A]減算,変数[0005]の値
◆
:分岐終了
◆ラベルの設定:1番
◆選択肢の表示:セーブ (残り
\v[1]回)/終了
:[セーブ (残り
\v[1]回)]の場合
◆条件分岐:変数[0001]が1 ※セーブ媒介を持ってる時
◆変数の操作:[0003:計算用C]代入,セーブ回数
◆セーブ画面の呼び出し
◆変数の操作:[0004:計算用D]代入,セーブ回数
◆条件分岐:変数[0004:計算用D]がV[0003]以上
◆効果音の演奏:あたり2
◆変数の操作:[0005:セーブ回数微調整]加算,1
◆条件分岐:変数[0005:セーブ回数微調整]が5以上
◆変数の操作:[0005:セーブ回数微調整]代入,0
◆アイテムの増減:セーブ媒介を1減らす
◆
:分岐終了
◆
:分岐終了
◆
:それ以外の場合 ※セーブ媒介を持っていない時
◆文章:【記録ペナルティ発生!】
記録媒介の所持を確認できません。
記録作業には以下のペナルティが発生します。
◆文章:【記録ペナルティ発生!】
『ポーション』『マナボトル』
『復活草』『解毒薬』『金の針』
の消失
◆文章:【記録ペナルティ発生!】
よろしければそのまま記録作業を
続行してください。よろしくない場合は、
キャンセルキーを押して中断してください。
◆変数の代入:[0003:計算用C]代入,セーブ回数
◆セーブ画面の呼び出し
◆変数の代入:[0003:計算用D]代入,セーブ回数
◆条件分岐:変数[0004:計算用D]がV[0003]より大きい
◆イベントの呼び出し:ペナルティ内容 ※
◆
:分岐終了
◆
:分岐終了
◆
:[終了]の場合
◆
:分岐終了
ざっと解説いたしますと、変数Aは残りセーブ回数、
変数Bは普通のセーブかペナルティセーブか、
変数Cは記録前セーブ回数、変数Dは記録後セーブ回数、
そして微調整用は、5回セーブをすると媒介が一つ
消滅して、再び0からカウントする役目を負っています。
次に、ペナルティの内容をコモンイベントで作りましょう
イベント開始条件:呼び出されたときのみ
◆アイテムの増減:ポーションを99減らす
◆アイテムの増減:マナボトルを99減らす
◆アイテムの増減:復活草を99減らす
◆アイテムの増減:解毒薬を99減らす
◆アイテムの増減:金の針を99減らす
◆
・・・いや、これだけですがなにか?(笑)
以上で終了です。
ホントは詰め込もうとすれば、いろいろ詰め込めます。
例えば、ペナルティ回数を保存しておいて、一定回数
ペナルティを起こすとさらにもっとひどいペナルティが
セーブごとに加算するとか、消滅する道具の数は
全部じゃなくて、所持数の半分にするだとか・・・
デメリットは・・・やっぱりゲーム自体の難易度が
格段に上がっちゃうことですかね?
そのアイテムの貴重度や、セーブの必要性にもよりますが、
やっぱりセーブする度に何かを消費するという
概念は、最近のゲームではあまり見られない傾向が
ありますから。
・・・あ、もちろん通常のメニュー画面の
セーブは禁止にしておいてくださいね(笑)